こんにちは、MuFFortの福井です!

今日は先日PayPalから発表された手数料の大幅変更に関してです。

eBay-paypal-fee

変更された点は大きく以下の2点です。

*2018年5月10日から施行されています。

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1. バイヤーからお金を受領した際の手数料

2. US銀行に引き出した際の手数料

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何が変更になったのか、ぞれぞれ見ていきましょう。

 

1.受取手数料の変更

→下記にあるように月間受領金額に応じて、

  0.2%~0.5%の手数料アップになります。

【これまで】

paypal-merchant-rate-now

 

【今後 *2018年5月10日以降】

paypal-merchant-rate-future

 

 

2.US銀行への引き出し手数料

→下記にあるように、これまで無料でしたが、今後2.5%が課金されます。

【これまで】

無料

 

【今後 *2018年5月10日以降】

paypal-US-bank-withdrawal-fee

 

 

これがどれぐらいのインパクトを持ってしまうのか。以下の例を見てみましょう。

仮にeBayでの月間売上が$10万(約1,110万円/月)あるセラーがあるとします。

*2018年5月21日現在の為替レート $=111円で換算

 

1.受取手数料

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【これまで】

$10万 x 2.9% = $2,900

 

【今後 *2018年5月10日以降】

$10万 x 3.4% =$3,400

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→ $3,400 – $2,900 = $500/月の差がでます。

 

 

2.US銀行への引き出し手数料

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【これまで】

$10万 x 0% = $0

 

【今後 *2018年5月10日以降】

$10万 x 2.5% =$2,500

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→ $3,400 – $2,900 = $2,500/月の差がでます。

 

 

これまで手数料を最小におさえていたセラーの場合で考えると

合計すると、$500/月 + $2,500/月 = $3,000/月の手数料アップになってしまいます。

*$3,000 ≒ 33万円/月ですので、年間約400万円の手数料アップですね。。。

この手数料をおさえるには。。。

米国での会社設立・米国法人銀行口座開設・米国PayPal口座開設・

米国での税務申告と日本での二重課税の回避等が必要になります。

 

手数料をおさえるための大まかなポイントをあげましたが、

これらは意外と簡単ではありません。。。。

 

売上がそこまで大きくない場合には、上記にかかるコストに対して割にあわないかもしれませんが

売上が一定額を超えてきますと、大幅なコスト削減に繋がりますので 検討するのもよいかと思います。

これらの情報に関して、弊社での責任は負いかねますのであくまでも自社責任にてお願いいたします。

 

弊社では、既存のセラー企業様からご要望により、上記に関連した調査をしたうえでサポートも行っております。

(ちょっと自社サービスの営業になってしまいましたがw)

それでは皆さんまたお会いしましょう!