こんにちは、MuFFortの福井です!

今日は、表面上は問題なくみえて実はリスクがある配送先住所の変更に関してです。

バイヤーが商品を購入した後に、こんなメールがくることはありませんか?

 

”配送先住所の変更をお願いしたいので、

メールに記載のある住所に発送してもらえないでしょうか。

(以下、バイヤーの新しい発送先住所記載)”

 

この依頼がバイヤーからきた時、

”配送ラベル上で記載する時、この住所を書けばいいだけだから特に問題ないだろう”

と考えるセラーも多いのではないでしょうか。

 

実際に発送する際に、これにより不都合が生じることはありません。

 

と思いきや、実はこのように

PayPalやeBayに登録済の発送先住所と異なる登録先に発送した場合

何かあった場合の保証対象になりません。

勿論全てのトラブルが保証されるわけではないのですが

そもそも、その適用対象として除外されてしまいます。

 

ですので、メール内で依頼された住所に発送する場合にはリスクがともなう

ことを覚えておいていただければと思います。

 

では、住所変更の依頼がバイヤーからきた場合はどう対応すればいいのか?

これはバイヤーから変更依頼があるタイミングにより以下のように対応方法が異なります。

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①購入後&入金前:バイヤーにPayPalとeBayの配送先住所の変更依頼

②購入後&入金後:一度注文をキャンセルし、再度購入してもらうが入金前に必ず住所変更をしてもらう

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弊社では、購入された時点でバイヤーに対し配送先住所を確認し、

必要あれば変更後に入金してくれるように促すメールを都度送信しています。

 

 

eBayとPayPalの配送先住所を変更せずに発送するその他のデメリット

実は、eBayとPayPalの配送先住所を変更せずに発送した場合のデメリットはこれだけではありません。

売上に確実に影響するTop Rated Seller(*以下、TRS)にも影響がでます。

TRSではその指標の1つとして、

”Tracking uploaded on time and validated

(=ハンドリングタイム内に追跡番号がアップ&有効化されたか)”

があります。

これが対象となる取引数の95%以上でないとTRSへの昇格もしくはTRSの維持が困難になります。

ここでの細かな規定は記載されていないのですが、

バイヤーの登録住所がUSに対して、

変更依頼によりUSではない国に発送した場合は

条件が守られていた場合でも、カウントしてもらえずパーセンテージが下がります。

 

【”Tracking uploaded on time and validated”の数値は以下のSeller levelの画面で確認できます】

 

よくあるのが、USに留学していた学生(バイヤー)が本国に戻った後に

eBayでの配送先の変更をしないまま購入&入金し

セラーはバイヤーのメールで指定されて住所(US国外)に発送したというものです。

 

後から、TRSになれなかったり、

TRSの維持が困難になり売上に影響が出る状況になって

初めてこの数値がカウントされていなかったことが分かったりしますが

どうしようもありません。

 

せっかく購入されたのに、

取引を逃す可能性がでることをしたくないという気持ちは分かりますが

上記のようなリスクも加味したうえでの対応をお勧めいたします。

それでは皆さんまたお会いしましょう!